自然とふれ合いながら学べる〝お母さん目線〟の英語保育
自身も子育てに奮闘中
レモンイエローの外壁が青い空に映える「ベアズガーデンプリスクールインターナショナル」は、姫路城から程近い、小高い丘の上の〝学園通り〟にあります。
同スクールの代表を務めるのは、自身が2人の男の子のお母さんとして、日々子育てに奮闘中の熊川裕子さん。
最初は、上の子供のスクールを夫の仕事先に合わせて、京阪神エリアで探していたとか。
いくつかのインターナショナルプリスクールを見学したところ、特徴は実にさまざま。教室でのレッスンに重点を置く園や、遊びの部分が少ないスクールなど、なかなか子供を通わせる決断に至らなかったとか。
「子供って、本当に外遊びが大好きですよね。我が家の場合、学校から帰ってきてもすぐにまた、外へ遊びに出たがりますし。子供の運動量は、実はかなりのものだと思います(笑)。
そんな毎日の中で、私が子育てを通して感じたことは、体全部を動かして自然とともに遊び、学ぶ場が必要だということ。人格形成の土台作りが大切な幼児期に、いわゆるお勉強だけでなく、思いっきり外で走り回る環境が大切だと理想の学校を頭の中で思い描くようになりました」。
英語や読み書きなどを中心とした、〝お勉強〟をメインにした時間割りのほかにも、体と心を開放し、のびのびと自然のなかで〝遊ぶ〟ことも子供にとって、とても大切な〝学びの時間〟と、考えるように。
「子供には、本を読んで氷が〝冷たい〟と知るよりも、外に出て冬の寒さと、氷の冷たさを体感してほしい。実際に見て触れて、実体験を重ねながら成長してほしいし、また太陽の暖かさや、風の運んでくる草木の香りを肌で感じながら、英語とともに豊かな感性を育てたいと考えています」。
手作りのあたたかみあふれるスクールに
「自然の中で元気に遊ぶ子供の瞳は、本当にキラキラと輝いています。そういう環境を、大人の勝手で制限したり、駄目だと言って取り上げるべきではないですよね。大人の満足だけで子育てをすべきでないと思っています。
子供は、はかり知れない可能性を秘めていますから、存分にその力を伸ばしてあげたいんです」。
同スクールでは、一人ひとりのレベルに合わせてテキストを用意。子供たちそれぞれが、自分のペースで学習できるカリキュラムを用意しています。
子供たちの、心豊かに健やかなる成長を願う熊川裕子さん。何よりも母親としての目線を大切に、一からこつこつとプログラムの骨組み作りをして、プリスクールを完成させました。
園内は明るくゆったりとしたプレイルームに、カラフルなおもちゃや絵本がアクセントに。元気に子供たちが遊んで学べる空間が広がっています。
また、「ベアズガーデンプリスクールインターナショナル」には公立中学校で教鞭を取っていたアメリカ出身の英語のネイティブスピーカーが専任。
英語で日常会話を交わしながら、自由に生き生きと遊びも交えながらレッスンを受けることができます。
ほかに、母親参加型のイベントも計画中。
「ピザなんかを親子で作ったりしたいなぁ、と思案中です。ピザの上にトッピングする具材を、子供たちが自分の手で食材を触って作る。そして、自分たちで作ったものを食べる。
どうやって食事ができるのか、作る喜びや食べ物の大切さなんかを、五感を使って学んでくれたら」。
子供を持つ親の目を忘れずに
「ネイティブな英語を話せることが、活きる時代です。
インターナショナルスクールは敷居が高い、と考えているお母さんたちも多いと思いますが、一般の保育園や幼稚園に通っていても、別で英語の教室に通う子供も多いでしょう。
それならば、英語を学びながら学習プログラムを受けられる、私どものようなスクールの良さがわかっていただけると思います」。
姫路市全体でみても、まだ歴史の浅いインターナショナルスクール。もっと広く地域の人たちに存在と価値を知ってもらい、
「スクールを増やしていけたら」と夢を膨らませる熊川裕子さん。
「自然の恩恵を受けながら、全身で学ぶ喜びを大切に、母親の目線で子供たちと一緒に成長していけたら」と語る熊川さん。
子供を持つ親だからこそ、の〝学び〟や〝遊び〟に対する心のものさしを存分に活かして活動中です。
(取材年月:2009年8月)