本日は本の紹介です。
こどもたちに「インターネットとどのようにつきあっていくのか」ということを伝えていくのは、結構難しいものです。
その難しさは、まさに下記のページの記述通りです。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/kyouiku/shouhisha/105/1.htmわたしは消費者
教員向け情報提供誌
子どもと携帯電話 利用の実態とその影響
東洋大学教授 中村 功
---引用---
携帯電話の広がりはめざましく、最近では中学生、さらに小学生にまで普及しつつある。子どもたちは携帯電話に興味津々で、「みんなが持っているから」などといって欲しがっている。
一方親は、出会い系・援助交際・不当請求など、子どもが犯罪に巻き込まれる心配をしたり、逆に防犯のためには持たせた方がよいのではないかとも考える。
他方、教員としては、授業中のメールが教室秩序の妨げとなる、新たな携帯リテラシー教育が必要、携帯メールでの教員と生徒との関係をどうするか等、やっかいな問題を抱えている。
こうした事態にたいして、社会はいささか混乱気味である。携帯電話各社が子供向けの携帯電話を開発・販売する一方で、マスコミは携帯電話がらみの事件を繰り返し報道し、警察は携帯電話と非行との関係を警告する。
そして一部では、「小中学生に携帯電話を持たせない」という住民運動が起きたりもしている(石川県野々市町など)。
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私の所属するNPO法人明石インターネットパワーズでのセミナー・講習会では、1997年の設立当初から、「インターネットを使う楽しさ」と同時に、「ネットモラル」についてお伝えする取り組みを行ってきました。
ネットをとりまく技術の進歩は毎年のようにうつりかわり、ネットモラルもどのように伝えたらよいのか、まさに、私たち自身も方向性を見失い「混乱」していたように感じています。
そのような時に出会ったのが、本日ご紹介したい本です。
子どもといっしょに安心インターネットシリーズ
「なにが危険なのか?」(赤本)
「どうトラブルを避けるの?」(黄本)
「なにができるの?」(青本)
岩波書店
初版は2005年ですが、信号機のように、赤、黄、青と読み進めば、「子どもといっしょに安心インターネット」の問題にどのように取り組めばよいのかの基本的な考えが確立できます。
この本の中では、インターネットが引き起こす様々なトラブルについて紹介した上で、「何が問題なのか」「トラブルに巻き込まれないようにするためにはどうしたらよいのか」「巻き込まれたらどうしたらよいのか」という点を細やかに説明しています。
「インターネットのことはよくわからないわ」というおとなは多いのですが、そういう方にもとてもわかりやすい内容になっています。
こどもたちは、今後ますます急激に進展するインターネット社会を生きていきます。
私たちおとな世代には、想像もできないスピードで社会は変革していくことでしょう。
そういう社会で「生きていく力」を身につけさせて送り出すのは、私たち親の責任かと思います。
この本では、親世代にこのように語りかけ、親の役割を説いています。
・ 親がこどもたちに教えることは、「高度な技術知識」ではなく、「善悪や危険を判断する力を教える」こと。
マスダ