国際的フローラルコンペティション「International Floral Art」で「ゴールデンリーフ賞」受賞
感謝の気持ちで歩いてきたフラワーアレンジメントの道
神戸元町にある、フラワーアレンジメント・プリザーブドフラワースクールの「Quelle(クヴェレ)」。高木優子さんは「Quelle」を発信源に、フラワーデザイナーとして幅広く活躍しています。
もともと、花嫁修業のひとつとして始めたことがきっかけだった花の道。「茶道や料理教室など、習い事は多くしていたんですよ。その中でも、母が生け花をしていたこともあり、自然とフラワーアレンジメントの方へ興味は向いていきました。でもプロになる気持ちは、ありませんでしたね(笑)。純粋に花が好きでコツコツと学び、続けてきたことが今このような形になったという印象です」。ふんわり花のような趣きの高木さん。
花は常に品種が増え、さまざまな植物と触れ合えるのが大きな魅力。尊敬できる先生との出会いを通じ、デザインやスタイルなど日々バリエーションを増すこの世界に刺激を受け、気がつけば「どっぷりとはまっていた」とか。心に響くものがあれば、東奔西走。遠くまで勉強に出かけたと言います。
「ただただ、花が好きでのめりこんでいったんです。猪突猛進と言いましょうか(笑)」。
まじめに実直に、フラワーアレンジメントの道を歩み続けてきた高木優子さん。その道すがら、先生や先輩達の温かい導きがあったからこそ、これまでやってこられたのだと感謝しているそうです。
プロを希望する人から趣味で学びたい人まで 幅広く楽しんでもらうために
最初は、宝塚の自宅で教室をスタート。ところが、生徒は一人だけ。「マンツーマンでレッスンさせていただいたのですが、お稽古することを私が〝おけいこ〟させていただくような感じで。間もなくその生徒さんを中心に口コミで広がり、人数は増えていきました」
時期を合わせるように自身の結婚で神戸へ。宝塚からOL時代に慣れ親しんだ神戸元町で、フラワーアレンジメント・プリザーブドフラワーのスクールを始めるに至ります。
「Quelle」では、〝日本フラワーデザイナー協会(NFD)〟や〝花阿彌(HANA-AMI)ブルーメンシューレ〟の資格習得コースのほか「Quelle」独立開業コースなど、クラスを多彩に用意。プロを目指す人のサポートを積極的に行っています。
またプリザーブドフラワーやブライダルフラワーのコースもあって、各業界で実践的に使いたい、あるいは自分のために、または趣味で、という人に幅広く対応。
「どんなモチベーションの方でも、お花が好きでレッスンを受けてみたいという方は大歓迎です」
伝統・文化・技術を伝えてチャレンジする心を大切に
「私が25年余り学んできたことや情熱を、この教室に参加される生徒さんに一つ一つ伝授していきたい。またその生徒さん達がここで得た志を、さらに多くの人にレクチャーして下さればうれしいですね。〝Quelle〟から、素敵なフラワーデザイナーが誕生することを願っています」
「フラワーアレンジメントは芸術であり、伝統であり文化です。それらをふまえ、技を備えて完成させるのがプロフェッショナル。すべてを培っていくためには、生徒さんに対し誠実に臨まなければ100%で伝わりません。後世に、中途半端な技術や知識しか残せないのは悲しいですよね」
高木さんは、フラワーアレンジメントの長く深い歴史の中で受け継がれてきた伝統・文化・技術の継承は、自分に課された大切な責任として真摯に受け止めています。
「教室に入って上達し、生徒さんの自信と喜びに満ちた笑顔を見るのが楽しみです」とにっこり。
教室で教える側から場面を変え、フラワーデザイナーとしての高木優子さんの夢は?
「そうですねぇ。作家としては、欧米各国のコンテストへのチャレンジをライフワークにしたいと考えています」
「与えられたチャンスを大切に、イベントにもいろいろ参加したいと思っています。生徒さん達との作品展や個展などで、自分による自分のための表現も続けていきたいですね」と答えてくれました。
心を癒し、やすらぎを与えてくれる〝お花〟。ちょっと触れてみませんか。
(取材年月:2010年3月)