研究成果を取り入れたインプラント治療を導入する神戸・北野坂の歯科医
“そこにあるべき歯科医院を追求する”がモットーの神戸の歯医者さん
三宮駅から徒歩1分、北野坂通りのビル3Fにある医療法人社団北野坂鳥居歯科医院。当院の院長である鳥居秀平さんは、もともと東京医科歯科大学で解剖学を研究していました。解剖生理学的な側面から、歯がいかに人体にとって大切なものか、痛いほど肌で感じてきたといいます。
「歯やお口の中には全身状態が現れます。我々診療者は仁術を旨とし日々診療に取り組まなければなりません。患者さん方の心を大事にしながら愛情をもって接することがなによりの義と心得ながら、誠実に皆様と接していくよう毎日努めております」という鳥居院長。歯の健康だけでなく、体全体の健康状態を問診などから確認した上で、患者さん一人一人に合わせた治療を実施しています」。
「必要に応じて健康指導なども行っています。歯槽膿漏や虫歯には、細菌、かみ合わせ、免疫、の3つの問題が同じくらいかかわることが多いです。細菌には歯ブラシ、鍛錬されたプロの掃除が大事。かみ合わせは下の顎の位置や動かし方が大事で、言い換えれば骨格の問題。ですから体の使い方、姿勢、生活指導も行います。悪習癖の改善、足組みや頬杖などはいけません。また、頚椎の診断は非常に難しいのですがかみ合わせに関わることなのでとても重要です。免疫力は内科的な問題。風邪を引かない、バランスの良い食事、規則正しい生活などは当然大事ですね」。
「健康な歯を守るためには、定期健診が不可欠です。歯がどうしてなくなってしまうのか、それを理解し、予防に努めることが大切なのはいうまでもありません。だからといって、なくなった歯をどうすればいいのか。一つ一つの症例に向き合っていくしかありません」と語ります。
トータルヘルスケアシステムを導入
虫歯や歯周病治療からインプラント治療や精密機械を使った治療まで、ニーズに合わせた、その方のかかりつけ歯科医院として、一人一人に適切な治療や指導を行っている北野坂鳥居歯科。
患者さん第一の観点から、CT-コンピューター診断やCAD-CAM、顕微鏡下治療などの歯科治療を駆使し、患者さんの時間的負担、費用的負担、身体的負担をできる限り軽減。短時間での診断、治療で患者さんが納得のできる治療法を実現しています。
そんな中、積極的にすすめているのが、手術の際の身体への負担に配慮する低侵襲性インプラント治療(自由診療)。2008年12月には院内に「インプラント・ブリッジセンター・ジャパン」を併設し、力を注いでおられるとか。
「ご自分の歯の多くを失ってしまった患者さんの場合、入れ歯での食事では食べた気がしない、食欲がでない、などさまざまな悩みを抱えておられます。
これらの問題がインプラントで解決できるのは、今や患者さんもよくご承知のことです。インプラントは世界中で年間約50万本されているのですから。ただし従来のやり方では、痛み、腫れ、時間、費用の上でかなり問題がありました。これらを入れ歯ではなくブリッジで解決して差し上げるのが当センターなのです」。
「治療したその日のうちに仮歯をかぶせ、食事ができる」と評判の上、痛みや出血、腫れがなく噛めるようになるのも患者さんにとってはうれしい限りです。
そんな患者さん第一の治療を実現するため、鳥居院長は、東京医科歯科大学、大手技工所、大手歯科材料企業等との深いかかわりの中でチーム医療を目指しています。
「そういう歯科医っていないみたいで、珍しがられています。今日も夕方から技工所の方たちと、意見交換会と称する飲み会ですよ(笑)」。
人、研究情報、機器…全てを患者さんのために役立てたい
歯医者さんにとって、患者さんを悩ませる歯の問題は、むし歯や歯槽膿漏などの症状だけではありません。抜歯する際の不安や緊張感など、精神的なフォローなど、総合的なケアが必要になってきます。
そこで当院では、院内研修やスタッフの研修派遣にも力を入れ、クリニカルコーディネーターの肩書きを持つスタッフも配備しています。歯科医師に尋ねにくい疑問や漠然とした不安感を解消するために、細かく配慮して患者さんに対応しています。
「研究現場での成果を取り入れた歯科治療を駆使しつつも、大事にすべきなのはその方に合った治療を、お気持ちや不安、ご希望に配慮しながら選択し、ご提示させていただくことだと思います。安心して歯を守りながら、治療を受けていただけるよう、チーム一丸となって治療にあたっています」と語る鳥居院長の、朗らかでテンポのよい口調と、まっすぐな眼差しが印象的でした。
(取材年月:2008年12月)