機能性を大切に、住空間を読む家具設計のプロ
オリジナル家具やオーダーキッチンなど、家具造作の道をまっすぐに
地元家具メーカーを退職後、平成5年に独立。インテリア デザイン「遊工房」をたちあげた、インテリアプランナー吉田敏信さん。
別注家具やオーダーキッチンなど、家具設計一筋37年。オリジナル家具やオーダーキッチンの企画・製作・施工管理の道を堅実に歩んできました。
携わる物件は多岐にわたり、住宅や公民館・病院といった施設、店舗までさまざま。
「皆さん、新築や改築を考える時には、今以上に快適で、素晴らしい〝暮らし〟を想像されるでしょう。ですが、実生活では日常生活に沿って、大変多くの〝モノ〟があふれていますよね。ですから、それらをいかに、機能的に収納していくかが大切になってきます。〝モノ〟が片付いて、快適で素敵な空間の実現のためにも、図面の段階から、必要な機能を備えた収納を考えることをお勧めします」。
施主の、どんなに小さな要望でも丁寧に取り入れながら、いわゆる、既製品の家具を販売している〝家具屋さん〟ではなく、家具を製作するために企画し、図面を作成。
インテリアプランアー・吉田敏信さんの仕事は、専属の家具職人と相談を重ねながら、家具を完成させていく仕事です。
機能的で空間にマッチした家具を設計
「遊工房」では施主の利用目的や、住む人の家族構成・ライフスタイルなどをベースに、内装のデザインや使用される材質などとバランスを取りながら、家具の設計を進めていきます。
「住宅や公民館、病院、店舗など、どんな物件の場合でも、利用目的や使用状況を把握した上で家具を設計します。ですから、既製品にはない、使い勝手の良さがうまれてきます」。
「住宅の場合、例えば下駄箱。寸法によって、女性の靴では4足並ぶけれど、男性用では3足半しか収納できない!なんてことにならないようにしなければ(笑)。ブーツが好きな奥様だと、ブーツ用のスペースを多くとったりしてね。
収納するものの寸法、種類、数量など、細部にわたって丁寧に打ち合わせをして、満足いただける家具に仕上げていきます」。
機能的かつ、限られた空間を活用した家具造りがモットーの吉田敏信さん。
「ついつい、見た目の良さだけを重視した設計をすると、実際に使いづらかったりしますしね」。
だから、
「どんなに小さなものでも、必ず家具の設計図面を作成します。そうすると、頭で描いていたときには気がつかなかった、問題点も見えてきて。そうやって慎重に修正を加えながら、図面を完成させていくのです。
また、現場確認採寸は自分で行い、取り付けにおいても、必ず同行して施工します」。
家具設計。
この道30余年の職人・吉田敏信さんは話を続けます。
「現在は家具の素材も、木はもちろん、金属・ガラス・プラスチック・人工大理石・天然石といったさまざまな素材にあふれています。ですから、お客様ひとりひとりの声に耳を傾けて、利用する目的や室内の雰囲気に応じて、使用する材質やデザインを提案させていただきます」。
施主の希望を、形にするために
「これからは、施主の方との接点が増えて、お客さんの声をダイレクトに聴きながら、仕事ができればいいですね。そうすれば、もっと、お客さんの希望を形にすることができるようになるのでは。そのためには、まず、家具設計の仕事人を認識してもらわないと、いけないかな(笑)。」
インテリアコーディネーターの資格をもつ女性スタッフもいるので、女性の目線でのプランニングも可能だとか。
住空間にマッチした、機能的なオーダー家具やオーダーキッチンを製作するために、吉田敏信さんは日々、新しい材料・金物の性質や性能を勉強しています。
「収納スペースを増やしたい」といった内装リフォームや、「既製品では希望する寸法、色がない」といったときには
まずは、インテリア デザイン「遊工房」に気軽に問い合わせを。
(取材年月:2009年6月)